空蝉

空蝉…うつせみ とは、

 

蝉のぬけがら…

この世に現に生きている人、

また、それが転じて、この世とも言われる。

 

自分の内側にある、本当の自分…

その素晴らしさに気づこうともしないで、

外側ばかり立派に見せようとしている人が多い…

中身 空っぽ…

そういう、この世のことを、空蝉の時代…と。

 

本当に求めるべきは、中身なのだ…と。

 

自分の内側の、本当の自分の素晴らしさは、

自分でしか辿り着くことができないのです。

 

そして、

自分の内側の、その素晴らしさに気づいたとき、

それが誰の内側にもあるのだ…ということがわかるのです。

 

夏が過ぎようとしている、この時期、

蝉たちは次への命をつなぐために…

今も鳴いている。