この世に生まれて、今生きている、生かされている私たち。
みんな同じ世界で生きていると思ってしまいますが、
一人ひとり、見えているもの、感じているものは違うのです。
みんな自分の世界の中で生きている。
その自分の世界の中では、自分が主人公。
たとえ、たくさんの人がいる職場や学校の中でも、自分を中心とした世界で生きている。
そして、
それぞれが、自分の世界の中で、これは正しい、これは間違っていると思うことがある。
でも、自分以外の人の世界の中にも、その人の正しいと思うものや間違っていると思うものがある。
それぞれが、今までの経験や教えられたことによってできた固定された観念や概念が自分基準という物差しとなり、
物事を推し量ってしまっている。
それによって、自分が正しいと思うことと違うことがおきたり、耳にしたりすると、
それに対して反発したり、批判したり、抵抗したりする。
私が正しい…。
僕が正しい…。
自分基準がぶつかり合う。
みんな間違っていない。
ただ、他の人と自分の世界が違うだけ。
それがわかって生きていくと、自分が、自分が、の「が(我)」で生きるのではなく、
あの人のおかげで、この人のおかげで、あの事のおかげで、この事のおかげでの「お陰様」で生きて行くことができる。
実は、この世では、ありがたいこと、感謝できることしかおきていないのだから…。
今日も最高の一日をありがとうございました。